自然は怖いものだお

羽越線脱線原因、マイクロバーストか…事故調が有力視(読売新聞)



マイクロバーストか。


先日、ディスカバリーチャンネル見ていたらこれをやっていたな。
飛行機事故の元となるマイクロバースト、これを研究していたアメリカの大学の藤田博士。
スーパーセルという強烈な雷雨の雲ができたときに、発生するらしい。
これを長年研究し、今まで原因不明だった事故と関連を見つけ、合衆国に警告したが、
最初のころは全く取り合ってくれなかったそうな。
それでも事故は続き、最近になってようやく各空港にドップラーレーダーを配置し始めた。
マイクロバーストに対する対処の仕方の教育も行き届くようになり、事故は減り始めたという。


スーパーセルでイメージ検索すれば、不気味な雲がわんさか出てくる。
竜巻発生の元ともなる雲だ。
アメリカの中央部で夏の日などによく発生する。
地表の温度と空気の温度の差でとんでもない雲ができるらしい。


天気予報で冬になると良く聞くのが、日本海で低気圧が発生して太平洋やオホーツク海に抜ける現象。
しかも、その発達の仕方ははんぱなく、台風レベルの気圧にまで短時間で達することもある。
12月は例年に無い寒気がやってきて、海の温度と空気の温度の差が激しかった。
当然それだけ急激な気圧の変化をするなら、マイクロバーストみたいなとんでもない突風があっても不思議ではなかろう。


自然というのは杓子定規じゃダメなのよ。
自然は制圧しようとすればするほど、牙をむき出すからな。