狂ってるとしか言いようが無い

社説:特急転覆 安全管理で浮ついてないか(毎日新聞)



>突風とは言いながら、風の息づかいを感じていれば、事前に気配があったはずだ
何だこれは。
社説でこんな文章が出るとは、あきれかえる。
毎日新聞が言うには電車の運転士は超能力を身につけなければならないらしい。


最近のメディアはとにかく悪者を設定しないと気がすまないようだ。
特に企業は格好の獲物。
とにかく叩いて、叩いて、叩きまくって、正義の味方面して恍惚に浸る。
特にこれは、いち運転士という個人を、「風の息づかいを感じていない」などという、
理不尽極まりないふざけた理由で叩いている。
尼崎の列車事故を引き合いに出す点でも、頭の悪さ加減がうかがえる。
アレは人災色が強いが、こちらはどちらかというと天災だろうに。


局地的な突風がいつ・どこで発生するかなぞ、予測するのは不可能だ。
この社説に耳を傾けるなら、雪国では冬季は公共交通を全てストップしなければならない。
雪国の人間は、冬は一切外出せずにせっせと雪下ろしでもしてればよいと言っているようなものだ。
遅延・運休だらけにしたらしたで、「公共交通がこんな状態とはなっとらん!怠けとる!」
とか何とか言って、難癖つけるのだろうが。
面白がって映しとるのか知らんが、台風などで列車が止まった時に、
よく駅員に食ってかかる親父がニュースに出たりするが、こういうアホもいるしな。


確かに事故にあわれた方々やそのご家族は気の毒だと思う。
しかし、こういう事故を100%防ぐというのは不可能だ。
人災なら何とかなろうが、自然相手じゃどうあがいても勝てない。
もっとも安全な対応は、鉄道を無くすことである。
文明の恩恵を受けるには、何かしらのリスクが必ずある。
リスクが嫌なら、受けなければいい。それだけである。