氷の世界に一人で住む日本人

本日はナショナルジオグラフィックチャンネルの話。


『極限の世界へ〜氷〜』という番組をやっていた。
途中からしか見ていないので詳しくは分からないが、
どうやら、ある動物好き系の男がレポーターとなり、
”イッカク”を見るためにグリーンランドまで来た様子。


現地の人とともに食事をしたらしい。
現地の食事は生肉。アザラシとかトドとかそんなのの。
かなり、こたえたらしい。


その肉の食えない部分やら余りやらがそこらじゅうに散乱している。
だから、集落はかなりひどい臭いのようだ。
しかし、こういう肉を犬たちが食べるということだ。
この地では犬ぞりが主要な交通手段だからな。


驚いたのは、この不毛のグリーンランドに日本人が住み着いているということ。
イクオと呼ばれるその男は、集落からちょっと離れた所に一人で住んでいた。
以前は東京にいたが、狩猟生活がしたくてここまで来たとのこと。
英語を話していたが、まさにジャパニーズ英語の発音だったので、本当に日本人なんだろう。
イクオは網一本で鳥を捕まえ、その鳥を焼いて男に振舞っていた。
今まで生肉ばっかりだったらしく、焼き鳥をウマイウマイと食っていた。


この土地の男たちは、デカく屈強で粗暴そうに見える。
実際、犬ぞりで移動している時に氷の亀裂にはまり、犬たちが零下の海に沈みそうになった。
あわてる様子も無く、荷物を引き上げるように犬を助ける土地の男。
慣れたことなのかもしれないが、レポーターは動物好きなのでかなり慌ててた。
おそらく原住民もいるのだろうが、
オーストラリアなどと同じく、あまり素行の良くない連中が開墾に行ったのだろうから、
荒っぽそうな男たちが多いのだろうか。
デブというかデカいのが多いのは、やはり極寒の地なので脂肪をつけないとやっていけないからだろうか。
まぁ、みな気質はフレンドリーっぽかったが。



最後にイッカク漁に連れて行ってもらい、そこで念願のイッカクを見学。
結局イッカク漁は失敗したのだが、「自分はイッカクが見れたから満足だ。」などとぬかしていた。
本人も最後には、「この土地の人にとって狩りは必要だが…」とも言っていたので、
少しはそこの暮しの様式を理解したようだが、現地の人が聞いていたら『ふざけるな!』だろうな。



ワタシも動物好きだが、すべての動物をペットのように扱っているのは、
勘違いも甚だしいと思う。