おバカなことにこれほど情熱を注げるとは…

ディスカバリーチャンネルで面白い番組を見つけた。
「怪しい伝説」という番組。
伝説バスターズという輩が数々の伝説やうわさを実証して、それが真実かどうか確かめるというもの。



1回しか見ていないのだが、初めて見たのが『明王朝時代の飛行実験』という回。
竹筒に手作りの火薬をつめ、それをまたまた手作りの明時代の玉座にくくりつけ、
ロケットのように飛ばして宇宙まで行けるかというもの。
幾多の試行錯誤の上、「トリビア〜」でやったペットボトルロケットのような装置に、
そのロケット玉座をセットし、バスター君というダミー人形を乗せて点火。


結果、玉座が飛んだはいいが、すぐに地面に向かって飛んでいき、地面に激突。
地中にめり込みながらロケットは噴射し続け、バスター君は手足をもぎ取られる…
すげぇコミカルで爆笑してしまった。
テレビでこんなに爆笑したのは久しぶりだ。
ちなみに、悲惨な運命となったバスター君は今まで数々の歴戦を経てきたのか、
玉座に座らされた時点で、顔は真っ黒に焦げており、手足は焦げ、傷だらけだった…



他にも『フリーエネルギーを作る』というのと、『部屋にあるファンで首が切れるのか』という実験もしていた。


フリーエネルギーはプロパンガスボンベをいくつか用意して観覧車のような状態にし、
互いに筒でつなぎ水に浮かべて、その水を熱し、温もったガスがもう一方のボンベに移動することで、
観覧車状態のボンベたちを回転させ、それで発電するというもの。
結果は、回転がもんのすごく遅く、とても発電なんかできない…


部屋に〜〜は非常に凝っており、ダミー人形に人間の筋肉や脂肪とほぼ同程度の強さが再現できるシリコンを使用していた。
さらに脊髄が無いのはおかしいと、豚の脊髄を買ってきて板にセット。
脊髄が板に乗ってプルプルと震えているのは、まさにグロテスク。エイリアンのワンシーンのようだ。
さらにさらに、血管まで作って血糊を注ぎ込む始末。頭蓋骨も用意。


天井につけるファンは家庭用と工業用を用意し、
ベットの上で飛び跳ねた子供がファンで首切ったという噂と、
夜の営みをしようとした夫婦で、夫がベッドに飛び込もうとした時にジャンプして首切ったという噂を実践。
つまり縦方向からと横方向から顔をブチ当てる。


結果、家庭用は安全装置があるのか、顔が当たると羽が上に持ち上がるか壊れるかして失敗。
工業用は家庭用の2倍の速度と金属製ということだが、多少の傷が入った程度で、血糊も出なかった。
ここでヤケになったバスターズは、羽を自分たちで加工し回転のエンジンに草刈機用のを使うという、
当初の伝説の実験という目的から、単にダミー人形の凄惨な場面を見たいという目的になってしまった…
その結果、縦方向からは鼻がそぎ取られ、横方向からは見事に流血した。
それでも骨までは達しなかったようだが。



実にアメリカンテイストで馬鹿馬鹿しい。
それがまた笑いを誘う。
見逃してしまった回が2,3あるが、悔やまれる。